
CDEは認定糖尿病教育者の意味で、アメリカでは1986年より制度化され、糖尿病指導をになうコメディカルが認定を受け、最前線で活躍しているところです。コレを習って日本でも2000年に日本糖尿病療養指導士(CDEJ)が組織化され、糖尿病指導に携わる看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、作業療法士の資格として誕生しました。
当院では対象職種のすべての職員がCEDJ取得することを目指しており、1施設内のCDEJ数が北海道内で一番多い施設です。(2024年現在46名)背景には糖尿病が自己管理の病気であり、医師が診断治療するだけの一方通行の治療では事足りず、患者様の自己管理を促しつつ治療をすすめていかなければいけないという特殊性があるからで、院内各部署でCDEJが大いに活躍しております。
またコレとは別に、各地域で同様の組織化がされ、主にCDEJ取得可能な職種以外で糖尿病指導に携わる方々を中心とした地域糖尿病療養指導士(LCDE)が認定されています。札幌でも2018年に札幌LCDEが本格始動し、当院からも4名の合格者を輩出しています。糖尿病指導に関心を持ったスタッフが多く集まる糖尿病専門病院として共に仕事ができることを喜びとしていますし、これからも多くの志を持った方々に集まっていただければと思っています。 (院長・加藤雅彦)

医師・看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師・放射線技師が担当しています。CDEJが中心となり講義内容の作成に取り組み、講師も務めています。様々な知識を患者様やご家族に提供できるように、最新情報を取り入れて講義を行っています。
適切な患者支援の提供のために、支援に携わっているスタッフが集まり、今後の援助方針の検討や情報を共有し、継続的な療養支援目指して月2回開催しています。
糖尿病の合併症のひとつである足病変の治療・ケア・重症化予防を、研修を受けたCDEJを中心に実践しています。患者のQOLを低下させないために、足病変予防の知識やセルフケアの患者指導、悪化を防ぐために血流や病変の観察を日常的に
糖尿病関連のセミナーや研究会の演者、講演会の座長や講師、他会社の社内研修の講師、など 院外活動で活躍の場を得ています。

2019年の合格者の写真
2019年の合格者の写真