イギリス研修報告

糖尿病治療におけるインターナショナル・コース



  今回、私達は、ロンドンから車で2時間程北部に位置する
コベントリーという町にあるWarwick大学に行ってきました。
大学の敷地内にある研修センターに2002年4月29日〜5月3日まで滞在し、
糖尿病治療におけるインターナショナルコース5日間の研修を受けました。
研修センターでの講義やディスカッションを中心に糖尿病センターや医療機関の見学、
そしてWarwick城の見学と充実した内容でした。





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【診療所】                           【病院】 



【観光】




今回の研修で、イギリスでは医療費を削減するために、患者様が自己管理を出来る様にすることで、
医療機関への受診回数を減らし、入院患者を減らすこと、そしてそれを地域中心にフォローしていく、
というところに力をいれているということを実感しました。また、1人の患者様において
地域と病院との連携が密に行われておりその点では、日本と比べてすすんでいると感じました。
日本では、CDEという資格が確立されつつありますが、イギリスではそのような資格制度はありません。
しかしスペシャリストNsのように知識と経験が十分なNsには、治療に関して
多くの権限が許されている点では、日本との違いを感じました。
今回イギリスという遠い異国で行われている糖尿病ケアを目の当たりにし、
視野が広がったように思います。

難波 理奈 ・ 谷口 明美 ・ 鳥山 千恵子 ・ 中野 美子