(3)血糖自己測定のすすめ
SMBG;Self Monitoring Blood Glucose
       (自己)(測定)  (血液)(ブドウ糖)

1.血糖自己測定はなぜ必要か?

 自己測定を行うことによってこれまでの受け身的な立場から、患者さん自身にも治療者の一員となってもらいます。これにより良いコントロールを維持しようとする意欲と行動が持続できる事が期待されます。

1)1日24時間いつでもどこでも血糖の動きを知ることができます。
2)体調をくずした時、ケガをした時、いつもと違うなと感じた時、その時点で血糖をチェックすることが出来ます。
3)血糖自己測定を定期的に行い主治医に報告することにより治療の手助けとなります。
4)薬物療法をしている方は、低血糖、高血糖時すぐに対処することが出来ます。
5)血糖値の高い場合、食事、運動などの日常生活を振り返るきっかけとなります。
6)安全な妊娠、出産が計画的に出来ます。

2.血糖自己測定の方法

 指先あるいは耳たぶを穿刺器と穿刺針で穿刺し、少量の血液を試験紙(又は、チップ)に塗布(又は吸引)します。その後試験紙(又はチップ)を測定器に挿入すると測定され数値が表示されます。

3.血糖の目標値

空腹時は120以下(正常70〜110mg/dl)
食事後2時間180〜200以下(正常140mg/dl以下)