萬田院長のアメリカ・フロリダ半島萬遊記Z 
(アメリカ糖尿病学会)


 平成16年6月4日より8日まで初めてアメリカ糖尿病学会(ADA)に、当院の中山糖尿病センター長と行って来ました。
 午前12時に成田空港よりJALに乗りシカゴのオヘア空港経由し、フロリダ半島にあるオーランド国際空港に当日の午後3時頃到着しました。乗り換え時間も入れて約15時間の長旅でした。飛行機を降りて外に出ると熱帯地方らしく熱風が吹いており、体中より汗が吹き出てくるのが分かりました。効き過ぎたクーラーのお陰で室内は寒さを感じるほど冷えていたため、逆に外は異常に暑く感じました。
  

 今回は初めてのADAであり、またアメリカの最南端まで来たのも初めてでした。 アメリカ人が憧れるフロリダ半島は、北部アメリカとは雰囲気が全く違い明るく陽気で開放感がありました。現地に来て見てフロリダがアメリカ人だけでなく誰もが憧れる土地と感じました。また、オーランドは世界一のテーマパーク王国で、市内には有名なディズニー・ワールド・リゾートやユニバーサル・オーランド・リゾートなどがあり大勢の観光客が世界中より来ていました。

  

 6月4日より第64回ADAが始まりました。会場のオレンジ郡コンベンションセンターは、日本の会場とは比べものにならないぐらい広く、そのスケールの大きさには感動すら覚えました。学会会場ではちょうどバンティング賞をもらったブロンリー教授の記念講演が行われておりましたので聞いてきました。また、バレット教授による会長講演も同日行われていました。講演会場は巨大なオレンジ郡コンベンションセンターの中のほんの一部のバレンシアという会場で行われました。一部と書きましたが中に入ると2000人ほど座れる会場がほぼ満杯に埋まっており、皆さん真剣にメモをとり勉強していました。ちなみにこのオレンジ郡コンベンションセンターはラスベガスコンベンションセンターに次ぎアメリカで2番目の広さとの話でした。それから、展示場に行き各メーカーのブースを見て回りましたが、日本のそれとは違い料理実習をやっていたり、映画を上映していたり2階建てのカフェテリアまでありました。

  

               

 次にオーランドから車で約1時間かけケープカナベラルという場所にあるケネデイ宇宙センターに行ってきました。ここには、アポロ11号が始めて月面着陸したサターンロケットの実物が置いてありました。日本が全家庭にやっとテレビや冷蔵庫が行き渡った時代に、全長109mのサターンロケットを宇宙に打ち上げた、USAの物凄いパワーを感じると同時に感動しました。

       
 

 翌日はオーランドから飛行機でマイアミへ行き、そこからレンタカーを借りてUSA最南端のキィーウェストへ行ってきました。途中映画のロケにも使われる7マイルブリッジを自分で運転して通って来ました。へミングウエイの自宅が今でも残っているキィーウエストはカリブ海に面しており、キューバまで90マイルの表示がありました。日向では、気温40℃近くあり暑くてたまりませんでした。

  
      
 そうこうしているうちにあっという間に時間が経ち、6月9日再びシカゴのオヘア空港経由で日本へ帰ってきました。 
 今回のオーランドへのADA出張は、はじめてのことばかりですばらしい経験をしてきましたが、一番感動したのは何でも世界一が好きなアメリカをじかに見ることが出来たことでした。なかなか日本にいては味わえない感動です。ぜひ皆さんも行って見て下さい。