萬田院長のイギリス萬遊記X kokkiuk.gif

 2001年6月11日より15日までイギリスに行ってまいりました。今回の目的は二つあり、ひとつはオックスフォード糖尿病センターのDavid Matthews教授にお会いし、UKPDSの結果とその後についてお聞きし、イギリスでの糖尿病患者の状況について話し合いをもつことです。二つ目はウァーリィック大学の糖尿病ケアセンターに移られたMary McKinnon教授にお会いして糖尿病療養指導士の教育ならびに患者教育についてお話しをうかがうことです。
 6月11日成田発12:00JAL401便で出発しました。飛行時間は約11時間30分でロンドンヒースロー空港に到着しました。ロンドンは想像していたよりも道が狭く歴史のある建物が立ち並び、第一日目のホテル周辺のピカデリーサーカス付近は多くの人で混み合っていました。有名な2階建てバスやロンドンタクシーが走り、以前に映画で見たことのある風景そのものでシャーロックホームズが今にも出てきそうな町並みでした。
 翌6月12日はバッキンガム宮殿やビックベン、国会議事堂などを2階建てのオープンバスで市内観光し、夕方にバージントレインでバーミンガムインターナショナル駅まで行きました。ライダーカップが行われるベルフライカントリークラブに併設されているホテルに泊りました。

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4.jpg 5.jpg  翌6月13日、第一目的地であるオックスフォード糖尿病センターを訪れ、David Matthews教授とLevy先生にお会いすることができました。UKPDSのお話しやオックスフォード糖尿病センターの仕事の内容、イギリスでの糖尿病患者の状況などについて詳しくお話しをうかがうことができました。次にLevy先生に、UKPDSの資料が保存してある部屋や、外来、待合室、スペシャルナースの部屋、病棟等を案内していただきました。その後オックスフォードのダウンタウンをDavid Matthews教授とLevy先生の案内で観光してきました。




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 翌6月14日はウァーリィック大学の糖尿病ケアセンターへ行きMary McKinnon教授やJeremy Dale教授、Emma糖尿病療養指導士とお会いし、糖尿病教育ならびに糖尿病療養指導士についてお話しを聞いてきました。非常に有意義な話し合いの時間をもつことができました。今後の日本での糖尿病療養指導士の方向付けについて非常に参考になりました。

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 翌6月15日は日本へ帰る飛行機時間までイギリス南西部を観光することができました。 はじめにエジンバラ公が住んでいるウィンザー城に行きその城の大きさにビックリいたしました。ハムレットで有名なデンマークのクロンボー城と比べると遥かに大きなお城でした。次にストーンヘッジに行ってまたビックリいたしました。非常に大きな石が三重に円形に作られ、また屋根のように石が横たわって石と石をつないでいました。
次にバースへ行きました。そこは観光地でエイボン化粧品が発祥したように水が非常にきれいで、その昔古代ローマ帝国の人々がここに温泉施設を作って憩いの場としたローマンズバスを見てきました。そして6月15日19時45分ヒースローを経ち翌日16日成田に到着して帰ってまいりました。

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 今回はじめてイギリスに行ってまいりましたが、イギリス英語の発音の違い、鼻にかかったような英語発音が印象的でした。また昨年11月に行ったニューヨークとはずいぶん違い、ロンドンは高層ビルがなく街中は立派な歴史のある建物ばかりでした。またオックスフォード糖尿病センターのDavid Matthews教授やLevy先生には糖尿病の研究及び臨床について非常に熱心に説明していただき、私の質問にも気さくに答えていただき大変勉強になりました。ウァーリィックのMary McKinnon教授は、今まで何回か日本に講演に来られており日本には大いに興味があるようで、今年からはじまった糖尿病療養指導士の制度を育てていくために協力を惜しまないとおっしゃっていただきました。今後、私はウァーリィック糖尿病ケアセンターとの関係を大事にしていきたいと思いました。