GCP/CRCセミナー研修報告
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 2001年6月24日〜7月1日までデンマーク・スウエーデン・ノルウエーの3ヵ国に 行き、各国の病院見学と現在開発中の薬のセミナーを受けました。全国から医師・看護婦・薬剤師など総勢32名の大人数の旅行でした。
 6月のデンマークの気候は北海道と良く似ており、11時間かけて成田から札幌に戻ったようでした。 気候は似ていましたが、建物は「アンデルセン童話」のようにかわいらしいおとぎの国の家や立派なお城がたくさんありました。どの国に行っても見る物・聞く物、すべてが新鮮で興味深い物ばかりでした。特に各国とも保険制度が違い、デンマークは医療費がすべて無料でしたが、ノルウエーでは1部分は支払いますが、手術代などは全て無料でした。
 また、各国ともホームドクター制になっており、自分で好きな医師や病院を選んで診察をしてもらうことは出来ずに必ずホームドクターを通じて専門の病院に紹介されるそうです。ただし、毎年ホームドクターの見直しはできるそうで、人気のある先生とそうではない先生とでははっきりとした差が出るとの事でした。
 他にノルウエーではプライベードホスピタルと呼ばれている保険が全く使用出来ず、すべて自費という病院を見学しました。そこでは新しい薬の治験が行われており、専任のコーディネイターが2人で薬の管理や払い出しなどもしており、必要の時以外は医師の診察はしないそうです。コーディネイターの仕事は日本より進んでおり、これからの日本もそうなるのではと感じました。
 北欧にいた1週間とも天気が最高に良く、白夜の為に夜の10時過ぎまで明るく、8時ぐらいから海で遊んでいる人々を見ながら毎日、夕食を2時間ぐらいかけてしました。色々な職種の方や色々な地方から来ている方がいましたので、夕食を食べながら、時間を忘れておしゃべりをしました。多くの事を学び、刺激を受けました。これからもこのようなつながりを大切して、頑張って仕事をしたいと思っています。
 このような機会を与えていただいた事を心より感謝しています。
 本当にありがとうございました。

(中野薬局長)


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↑観光
↑見学した病院
↑デンマークの糖尿病のDr
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↑人魚姫
↑見学したお城