平成28年度CDEJ試験に当院職員5名が合格いたしました。

当院のCDEJは合計53名(看護師44名、薬剤師4名、栄養士4名、検査技師1名)です。


糖尿病療養指導士とは?

(1) 糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator ; CDE)とは
糖尿病の治療には患者さんの自己管理がもっとも大切です。CDE(直訳すると認定糖尿病教育士)は医師とともに患者さんの自己管理(療養)を指導する医療スタッフのことです。
アメリカでは1985年に発足しています。アメリカ、カナダ、韓国では医師にも受験資格を与えています。

(2) 日本糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator of Japan ; CDEJ)とは
糖尿病とその療養指導に関する幅広い専門知識をもち、患者さんの生活を理解し、適切な自己管理がおこなえるよう援助する役割を持つ看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられる資格です。日本糖尿病療養指導士に認定されることは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートとしての門をくぐったということです。


     
日本糖尿病療養指導士数・職種別                              (人)

職 種 第1回
(H12年度)
第2回
(H13年度)
第3回
(H14年度)
第4回
(H15年度)
第5回
(H16年度)
合計
看護師 1,846 891 1,001 778 875 5,391
管理栄養士 1,369 545 439 317 319 2,989
薬剤師 592 249 235 222 240 1,538
臨床検査技師 338 248 227 188 199 1,200
理学療法士 77 41 44 42 45 249
准看護師 116 60 76 48 62 362
栄養士 26 3 6 2 12 49

4,364 2,037 2,028 1,597 1,752 11,778

     ※准看護師、栄養士の受験資格は第5回認定試験までです。

     
地区別

地 区 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
北海道 311 104 99 70 72 656
東北 270 164 155 124 134 847
関東甲信越 1,327 653 664 479 552 3,675
中部 727 314 346 266 273 1,926
近畿 701 360 327 282 296 1,966
中国四国 429 210 191 175 199 1,204
九州 599 232 246 201 226 1,504

4,364 2,037 2,028 1,597 1,752 11,778


日本糖尿病療養指導士に認定されるには?

(1) 認定試験の受験資格

・ 医療職の資格【看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有すること】

・ 定められた条件を満たす医療施設で、継続2年以上糖尿病療養指導の業務に従事したこと
※医療施設の条件は、「日本糖尿病学会専門医あるいは常勤学会員医師が受験者を指導」 している施設で「外来診療」「患者教育・食事指導」をおこなっていることなどです

・ 上記期間に、自分が携わった糖尿病療養指導の自験例を10例有すること

・ 認定機構の講習会(受験者用)を受講し受講終了証を取得していること
※受験資格の趣旨は、チーム医療の体制が確立された医療の現場で現在活躍し、自分の医療職として療養指導の経験が十分にあることを重視しています。

(2) 認定試験を受ける⇒合格

(3) 認定期間は5年間です。(5年毎に更新)