平成28年度CDEJ試験に当院職員5名が合格いたしました。 |
糖尿病療養指導士とは?
(1) 糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator
; CDE)とは
糖尿病の治療には患者さんの自己管理がもっとも大切です。CDE(直訳すると認定糖尿病教育士)は医師とともに患者さんの自己管理(療養)を指導する医療スタッフのことです。
アメリカでは1985年に発足しています。アメリカ、カナダ、韓国では医師にも受験資格を与えています。
(2) 日本糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator of Japan ;
CDEJ)とは
糖尿病とその療養指導に関する幅広い専門知識をもち、患者さんの生活を理解し、適切な自己管理がおこなえるよう援助する役割を持つ看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられる資格です。日本糖尿病療養指導士に認定されることは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートとしての門をくぐったということです。
日本糖尿病療養指導士数・職種別 (人)
職 種 |
第1回 (H12年度) |
第2回 (H13年度) |
第3回 (H14年度) |
第4回 (H15年度) |
第5回 (H16年度) |
合計 |
看護師 | 1,846 | 891 | 1,001 | 778 | 875 | 5,391 |
管理栄養士 | 1,369 | 545 | 439 | 317 | 319 | 2,989 |
薬剤師 | 592 | 249 | 235 | 222 | 240 | 1,538 |
臨床検査技師 | 338 | 248 | 227 | 188 | 199 | 1,200 |
理学療法士 | 77 | 41 | 44 | 42 | 45 | 249 |
准看護師※ | 116 | 60 | 76 | 48 | 62 | 362 |
栄養士※ | 26 | 3 | 6 | 2 | 12 | 49 |
計 |
4,364 | 2,037 | 2,028 | 1,597 | 1,752 | 11,778 |
※准看護師、栄養士の受験資格は第5回認定試験までです。
地区別
地 区 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 計 |
北海道 | 311 | 104 | 99 | 70 | 72 | 656 |
東北 | 270 | 164 | 155 | 124 | 134 | 847 |
関東甲信越 | 1,327 | 653 | 664 | 479 | 552 | 3,675 |
中部 | 727 | 314 | 346 | 266 | 273 | 1,926 |
近畿 | 701 | 360 | 327 | 282 | 296 | 1,966 |
中国四国 | 429 | 210 | 191 | 175 | 199 | 1,204 |
九州 | 599 | 232 | 246 | 201 | 226 | 1,504 |
計 |
4,364 | 2,037 | 2,028 | 1,597 | 1,752 | 11,778 |
日本糖尿病療養指導士に認定されるには?
(1) 認定試験の受験資格
・ 医療職の資格【看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有すること】
・ 定められた条件を満たす医療施設で、継続2年以上糖尿病療養指導の業務に従事したこと
※医療施設の条件は、「日本糖尿病学会専門医あるいは常勤学会員医師が受験者を指導」
している施設で「外来診療」「患者教育・食事指導」をおこなっていることなどです
・ 上記期間に、自分が携わった糖尿病療養指導の自験例を10例有すること
・ 認定機構の講習会(受験者用)を受講し受講終了証を取得していること
※受験資格の趣旨は、チーム医療の体制が確立された医療の現場で現在活躍し、自分の医療職として療養指導の経験が十分にあることを重視しています。
(2) 認定試験を受ける⇒合格
(3) 認定期間は5年間です。(5年毎に更新)